第12話『ずっと花咲く僕らの桜』
CODA2
- コメント
ここからユニットパート。
- コメント
スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!、Edel Noteが過ごす最後の夜。
- コメント
Edel Noteの最後の別れのシーン。
- セラス
今頃、みんな最後の時間って感じなのかな。
- 泉
きっとそうだろうね。 2年間ともに過ごし、
- 泉
そして今年はふたりだけのユニットとしてやってきた間柄だ。
積もる話もあるだろうさ。 - 泉
……それで言うと、私たちもそうだね。
- セラス
お互い、来年も蓮ノ空にいるけどね。
- 泉
Edel Noteは最後だろう?
- セラス
ことさら強調することでもないと思うけど……。
- セラス
……。
- セラス
ひょっとして、寂しいの?
- コメント
からかい気味なセラスに、泉は静かに頷く。
- 泉
そうだね。
- コメント
それが意外だったセラスが目を丸くする。
- コメント
そして続けて。
- セラス
そ、そっか。
- 泉
意外だったとすれば、それは少し薄情だと思うけれど。
- 泉
私は、私たちふたりのユニットが、Edel Noteが、大好きだったから。
- セラス
……だからこそ、泉は来年、ソロでがんばるんだよね。
- 泉
ああ、もちろん。
- 泉
だが、そうか。 セラスは寂しがってはくれないか。
- セラス
……わたしは。
- コメント
強がるセラス
- セラス
わたしはもう、いっぱい泣いたから。
寂しいは、やめたの。 - セラス
吟子先輩が、来年のスクールアイドルクラブの部長になって……
わたしも、違うユニットに所属することが決まって! - 泉
そうだね。
- セラス
きっと、いろんな楽しいことが待ってるはずだから。
- セラス
だから、きっと楽しいよ。
- セラス
来年のわたしたちも、楽しいはずだから!
- コメント
セラス、弾けるような笑顔を泉に向ける。
- 泉
……そうか、そうだね。
- 泉
きっと楽しい。 私たちの未来には、光があるから。
- セラス
そうだよ。
だからーーありがとう、泉。 - 泉
……ありがとう、セラス。
- コメント
ふたり、静かに抱き合う。
- セラス
……だから、わたしは寂しくないから。
- コメント
セラス、涙声になってゆく。
- セラス
これは、嬉しくて泣いてるだけだから。 がんばってね、泉。
わたしはずっと、隣で、応援してるから。 - 泉
……ああ。
- 泉
最後まで……気高く、美しいひとだったね。あなたは……。
- コメント
ふたりは離れて、セラスが笑顔で拳を突き出すと、泉が頷いて、自分の拳を合わせるのだった。
- コメント
姫芽が瑠璃乃の布団にダイブする。
- 姫芽
埋まりおさめ!!
- 瑠璃乃
やめろぉ!
- 瑠璃乃
なにしてんのまったく。 せっかくベッドメイクしたのに。
- 姫芽
飛び込むためのベッドメイク~……。
- コメント
顔をベッドに埋めたまま、姫芽が言う。
- 瑠璃乃
そうだったんだ……。
- 姫芽
そうですよ~……。 いや~……もう、終わりですね~……。
- コメント
涙声の姫芽に、瑠璃乃は優しい笑みを浮かべる。
- コメント
寂しがってるんだな、と改めて優しい声をかける。
- 瑠璃乃
姫芽。
- 姫芽
やめて~、今は優しくしないで~。
- 瑠璃乃
どうしろと。
- 姫芽
いつも通りのるりちゃんでいて~……いや、
いつも通りのるりちゃんがやさしい、じゃあだめか~おのれ~。 - 瑠璃乃
もう……。
- 姫芽
やはりこの気持ちを埋めるためにはるりめぐを永遠にしてもらわないと……。
- 瑠璃乃
どうすれば達成できたことになるんだ。
言われなくても関係は永遠だよ。 - 姫芽
ぐふっ。
- 姫芽
どんなメンタルでもるりめぐは沁みる……!
- 瑠璃乃
正解引いたっぽいな……。
- 瑠璃乃
はあ。 心配になってきたなあ。
- 瑠璃乃
信頼してはいるんだけど、
ルリとめぐちゃん居ないところだと不安でもあるよ……。 - 姫芽
……るりちゃんせんぱい。
- 瑠璃乃
ん?
- 姫芽
来年度は、るりちゃんせんぱいも、めぐちゃんせんぱいもいません。
- 瑠璃乃
ん……そだね。
- 姫芽
ほんと、しょ~じきしんどいです。
来年度、やってけるかなって迷ったこともありました。 - 瑠璃乃
……。
- 姫芽
でも、アタシもちゃんとやるべきこと決まったんです。
それを、ちゃんとお伝えしたくて……。 - 瑠璃乃
ん、聞くよ。
- 姫芽
……みらくらぱーく!を、もっともっと世界中に広めたい。
ゲームの布教と同じように、アタシの大好きなものを広めたい。 - 姫芽
でもそれだけじゃなくて……アタシは、遺したいんです。
- 瑠璃乃
……遺したい?
- 姫芽
はい。 広めたものは、いつかなくなっちゃうかもしれない。
- 姫芽
誰かに、忘れられちゃうかもしれない。
だからアタシは広めて、そして、永遠に遺します。 - 姫芽
アタシの大好きな……みらくらぱーく!を。
- 瑠璃乃
大きな夢だね……。 ぶつけあって大きくなった、姫芽の夢だ。
- 姫芽
はい! そのためにどうすればいいか……アタシ、決めたんです!
- コメント
ようやく顔を上げた姫芽は、涙を止めていた。
- コメント
姫芽が瑠璃乃に向き直る。
- 姫芽
名付けて……みらぱ!5つの誓い!! です!!
- 瑠璃乃
おお、すごそう。 どんなの?
- 姫芽
まだ考え中です!!
- 瑠璃乃
あれえ!?
- 姫芽
だって永遠に遺すんですから! 生半可なものは作れません!
- 姫芽
アタシ、見つけます!
小鈴ちゃんのバッジみたいに……アタシの見つけたいものを! - 姫芽
すべてはーーみらくらぱーく!に熱を燃やしたあの気持ちを、
みんなと共有するために! - 姫芽
るりめぐを蓮ノ空の、永遠に続く神話にします!!
- 瑠璃乃
……そっか。 姫芽なりに本気なんだね。
- 姫芽
はい!
- 瑠璃乃
じゃあ、ルリはがんばれって言うよ。
来年の姫芽が、本当に楽しみだ。 - 姫芽
……ありがとうございます、
るりちゃんせんぱいが卒業しても、がんばります!! - 瑠璃乃
ん。 ……でもね、姫芽。
- 姫芽
はい!
- 瑠璃乃
そこに、姫芽もいなくちゃだめだからね。
- 姫芽
あ……。
- 姫芽
はい! もちろんです!!
みらくらぱーく!神!!! - コメント
姫芽がにっこり微笑んで、〆。