決勝戦……。

プレーオフ……！

そういうのもあるんだ！

少なくとも、私は聞いたことがないわね……。

そんな、あのステージで勝てなかったなんて……。

うおおおお、延長戦ですね～！
これは盛り上がりますよ～！

ボクたち、もう一度ステージに立てるの？

はい！ まだ負けてないので！

そっか。 楽しみだな。

次の徒町は、さらにレベルアップしてるはずです！

まったく、キミたち……。
はい、プレーオフが楽しみな人ー！

それじゃあ……プレーオフがショックな人ー！

えっ……私だけ！？

ショックというか、まだ驚いていますね……。

うん。 ここまでやって勝ち切れないなんて。
対戦相手ながら、アッパレ……！

そうね……。 でも、不思議と、ショックではないわね。
今は、何度やっても私たちが負けることはない。 そう思えるから、かしら。

はい！
次こそは、ぜったいあたしたちの勝ちです！

みんな、すごい自信……。

徒町もまったく自信ありません！

でもやるからには勝ちたいじゃん～？

それは、そうだけど……。
プレーオフの日まで、また緊張感が続くのかと思うと……。

負けられない、ぜったいに失敗できない舞台が、再び……！
ふふふ……この追い詰められている感じ、とてもワクワクしてきました……！

しないよ！

ふへへ、吟子ちゃんの分までアタシががんばるから、安心して～。

それはやだ。 私の分は私ががんばる。

じゃあがんばって～。

うん。
……あれ！？

頼もしい人たちですね。

だねえ。
さやかちゃんも今のうちに、弱音、言っとく？

いえ、あたふたする吟子さんを見ていたら、わたしも落ち着いてきました。

さやか先輩まで……。

ふふふ。

去年は全国大会敗退。
そして今年は決勝戦プレーオフ。

ということは、わたしたちは常に順位を更新している、
ということになります。

わあ、メッチャ前向きな考え！

いいこと言うじゃん、さやかちゃん！
でも、そういうこと！

つまり、次は……。

はい。
優勝です。

ひゅー！

プレーオフの日までの練習メニューを、組みなおさなくっちゃね。

ですね！

みんな！
夢を叶えるまで、あと一勝！

あたしたちは今、誰よりも夢に近い場所に立ってるんだよ！
だからーー！

次も、楽しみながら、がんばろうね！

はい！／ええ！／おー！

そんな……。

まさか、決勝戦プレーオフなんて……。
花ちゃん……そんな、ここまで……。

わたしの、泉が……。

まだ、負けたわけじゃないよ。

あ……。

ここまでやるとは、本当に誤算だったけどね。
いいライブだった。

スクールアイドルは、素敵だ。
誰もが夢を持って、輝いている。

こんな舞台に立つことができるのは、幸せなことさ。

泉……。

大丈夫。次こそは勝つよ。
私がこの一年、あなたの期待を裏切ったことが、一度でもあったかな？

……ない。
ありがとう……。

どういたしまして。

あ……。 はい、もしもし。

……え？

それは……どうして！？

だって今、ラブライブ！の決勝が！ まだ！

……あ……ああ……。

……どうしたんだい、セラス？

間に合わなかった……。

だめだったの……。

瑞河女子の廃校が、決まった、って……。