第12話『ずっと花咲く僕らの桜』
PART 2
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102期が帰ってきたよ、をやるシーン。
- 吟子
梢先輩!
- 小鈴
綴理大先輩!!
- 姫芽
めぐちゃんだあああああああああああ!
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姫芽が涙を流しながら拝む。
- 姫芽
うぉおおおおん!
- 慈
めぐちゃんだぞ! ハロめぐ~!
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そんな姫芽を見て胸を張る慈。
- 姫芽
ペンラ! アタシのペンラは~!?
- 瑠璃乃
ルリにもこの反応をしてほしかったとかマジ?
- 小鈴
綴理大先輩! お久しぶりです! 徒町です! 徒町小鈴です!
- 綴理
すずも、おいで。
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両手を広げて小鈴を待ち構える綴理のもとへ、抱きしめられにいく小鈴。
- 小鈴
わーい!!
- 綴理
いちばん星の匂いがするね。
- 小鈴
はいっ。 徒町はこの一年、がんばりました!
ピカピカになれるよう、がんばってきました! - 綴理
わかるよ。 おっきくなった。
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離れて、驚きの目で綴理を見返す小鈴。
- 小鈴
わかりますか!?
- 綴理
みんなみんな大きくなった。 だけど、すずがいちばんこの一年で、
跳べる高さが増したね。 すごいよ。 がんばったね。 - 小鈴
はいっ!
- 吟子
あ、えっと……。
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吟子、梢の前でおろおろしつつ、前に進み出る。
- 吟子
……梢先輩!
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控えめに、梢に抱き着く吟子。
- 梢
あら……。 あなたから来てくれるなんて。
- 吟子
……こ、これは……その、勢いで……!
- 梢
あなたもこの1年で、ずいぶんと前に進んだみたいね。
- 吟子
はい、いろいろと、その……がんばってきた、つもりです。
- 梢
花帆の影響?
- 吟子
……そっ、そうですね……。 それは、まあ、はい……。
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吟子がちらりと花帆を見る。
- 花帆
?
- 吟子
……。 あとでいっぱい話聞いてくださいね、梢先輩。
私がこの1年、どんなに苦労したのかを。 - 花帆
えーっ!?
- 梢
ふふ、もちろんよ。 楽しみにしているわ。
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そこで一歩離れたところから見ていた泉とセラスにカメラが映る。
- 泉
感動の再会、だね。
- セラス
うん……。 泣ける……!
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セラス、そのムードに当てられて、じゃっかんもらい泣き気味。生の映画を観ているようなモンだよ……。
- 吟子
ってなにふたりとも、観客みたいな顔してるの。
ほら、こっち来て。 - 泉
おっと?
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小鈴がセラスを引き寄せて、紹介する。
- 小鈴
先輩方! 泉ちゃんとセラスちゃんです!
- セラス
わ、わ。
- 姫芽
梢先輩には12月にご挨拶しましたけど、
改めて、アタシたちの新しい仲間ですよ~! - 泉
感動の再会に水を差さないよう、
大人しくしていたんだよ。 - コメント
吟子の茶々に苦笑いの泉は、三人の前にやってきてお辞儀をする。
- 泉
お久しぶりです。 皆さん、お元気そうで。
- セラス
ご無沙汰しております! セラス 柳田 リリエンフェルトです!
このたびは一緒のステージに立てることになり、嬉しいです! - 梢
あら……セラスさんは、
12月に会ったときはもう少し砕けた様子だったと思うのだけれど。 - コメント
穏やかに尋ねてくる(決して圧をかけているわけではない)梢に、勝手に恐縮してしまうセラス。
- セラス
すっ、すみません! あのときはイベントの後ということもあって、
少々浮かれてました! - セラス
このたびは粉骨砕身の覚悟で、
Bloom Garden Partyを成功させるために尽力させていただきますので、 - セラス
なにとぞよろしくお願いいたします!
- 慈
ちょちょちょーい。
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慈がセラスに肩を組みにいく。
- 慈
なんか私たちが引退したのに帰ってきためんどくさい先輩みたいじゃん!
いいっての、気にしないで! - 綴理
そうだよ。
ボクたちも、ずっとEdel Noteの1年を見てきたんだから。 - 綴理
いずがスクールアイドルになっていくその姿。
せらが、光を放ちながら、たくさんの人を惹きつけていくその姿を。 - 綴理
きみたちも、ボクの大好きなスクールアイドルだ。
- 慈
つづりんの言う通り。
こちとら、生意気な後輩ちゃんも慣れっこだから。 - 梢
それはあなただけじゃないかしら……。
- 梢
でも、急にかしこまらなくたって、いいのよ。
いつも通りで構わないから。 - セラス
お、オトナのお姉さん先輩……!
器が、でっけえや……! - セラス
わかりました……。 そう言っていただき、光栄の極み。
お三方のことは、梢先輩、綴理先輩、慈先輩とお呼びさせていただきます! - 泉
じゃあ、えっと……、部内でいつも通りというと、
私は敬語を取っ払うことになるんだけど。 - コメント
泉、姫芽に目を向ける。
- 姫芽
ん? ……え、なんでアタシを見るの~?
- 泉
私が慈先輩に馴れ馴れしく話しかけたら、怒られそうな気がして。
- 姫芽
人をなんだと思ってんだ~!
- 泉
だそうだ。 よろしく、慈。
- 姫芽
待て待て待て待て~!
- コメント
くつくつと笑いながら挨拶をし直す泉。
- 泉
……改めてよろしく、慈先輩、梢先輩、綴理先輩。
- セラス
おなしゃーす!!
- 綴理
おなしゃーす。
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綴理がにこやかにセラスとハイタッチする。
- 梢
配信で見てはいたけれど、面白い子たちね……。
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再会の雰囲気がひと段落したところで、慈が胸を張る。
- 慈
というわけで! 私たちは、蓮ノ空に帰ってきたぞー!
- 全員
おかえりなさーい!/おかえりなさい。
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にこっと笑ってピースする綴理。
- 綴理
ただいま。
- 梢
あなたたちの開くBloom Garden Partyに参加するために、
こうして金沢に戻ってきたわ。 - 梢
本当に、すごいイベントを作ったわね、みんな。
- 綴理
でも、参加するためだけ、じゃないよね。
- 慈
そうそう、3人で話してたんだよね。
- 吟子
というのは?
- 慈
私たちは、Bloom Garden Partyのイベントフィナーレ……つまり、
Fes×LIVEを兼ねたステージでは、 - 慈
さすがにユニットでの楽曲を一緒にやるのは、どうかと思ってるわけ。
- 姫芽
そうなんですかぁ~?
- 小鈴
今年の、ユニットの集大成になる曲のことですよね?
徒町は、気にしませんけど……。 - コメント
姫芽、小鈴、ちょっと残念そうに。
- 梢
このライブの主役はあなたたちなのだから、
卒業生がそこまで出しゃばるのは、ね。 - 梢
代わりに、全員での曲には、喜んで参加させてもらうわ。
- 梢
それを踏まえて。
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梢と慈が視線を向けると、三人を代表して、綴理が語る。
- 綴理
Bloom Garden Partyの、オープニングライブを開くのは、どうかな。
- 花帆
オープニングライブ……!
- 梢
そう。 せっかくのイベントなのだから、華々しく開幕するのは、
どうかしら。 もちろん、もうひとつ全員で歌うための新曲を作って、ね。 - 慈
最初に一発ドデカい花火をあげて、テンションブチあげるんだよ!
そして、それができるのは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブだけでしょ! - 瑠璃乃
いいじゃん!
- さやか
なるほど……。 いや、しかし……スケジュール……!
- 梢
なにを言っているの、さやかさん。
- 慈
そのために、私たちが帰ってきたんでしょ!
- 綴理
曲作りも、一緒にやろう。
ボクも久しぶりだけど、でも、きっと大丈夫。 - 小鈴
おおお……徒町は、ぜひやりたいです!
- セラス
せっちゃんも! せっちゃんもやります!
- 姫芽
せんぱい方となら、なんとかなりそうじゃないですか~?
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姫芽がさやかに微笑みかける。
- さやか
そう、ですね。
どうにもならなかったときは、そのときはそのときです! - 泉
手伝いに来てくれたと思ったら、仕事を増やしに来たとはね……ふふふふ。
大した先輩方だ。 - コメント
泉、おもしれー女が増えて、さらに楽しそう。
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そんなみんなが盛り上がっているさまを眺めて、花帆が微笑む。
- 花帆
ふふ。
- さやか
嬉しそうですね、花帆さん。
- 花帆
そりゃね。
- 花帆
……こうやって、みんなでまた会えればって思ってたんだ。
- 瑠璃乃
がんばったね。
- 花帆
うん。 改めて見ると……すごい光景だなあ。
みんなが、いる……。 - コメント
11人全員集合したのだ、ということを示す。ごちゃごちゃしているのを花帆目線で見せたい
- 花帆
これなら、作れるよね。
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花帆がさやかと瑠璃乃を振り向く。
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そして頷く。
- 梢
あら。 他にも何か作るの?
- 花帆
はい!
……センパイたちの……アルバムの続きです!! - コメント
花帆が、部室に置いていたアルバムを開く。
- さやか
先輩たちと作る”またいつか”。 その時が来ましたから。
- 瑠璃乃
ね、めぐちゃん!
- 梢
そうね……いつかまた、みんなで。
- 慈
そのときが来たって思うと、なんかエモいじゃんね。
- 綴理
進む時計の針は、悪いことだけじゃない。
嬉しいことだって、連れてきてくれるんだ。 - 花帆
そして今度は、新しく加わったふたりのメンバーも加えて!
- コメント
花帆がセラスと泉に笑いかける。
- 花帆
ふたりも、一緒に写ってくれる?
- セラス
もちろん!
- 泉
喜んで。
- 花帆
やったぁ!
- 花帆
一年前のあたし……ちゃんとここまで来たよ。
- コメント
花帆がアルバムを覗き込む。
- 花帆
……まずい。
- 吟子
花帆先輩?
- 花帆
一年前のあたしは、バカ……!
- さやか
ど、どうしたんですか!?
- 花帆
Bloom Garden Partyの思い出が、こんなサイズに収まるわけがない!!
- 全員
……。
- さやか
それは、その。
- 花帆
どーしよ! センパイたち、
そのアルバムはそれはそれとして、新しくアルバム用意しますね! - 慈
それは感動がなくない!?
- 瑠璃乃
完成は完成で、一枚用意した方がいいんじゃ……。
- 綴理
……かほ。
- 花帆
はい!
- 綴理
いっぱいの思い出を、一枚の写真に収めよう。
それなら、ボクたちのアルバムも……嬉しい。 - 花帆
いっぱいの思い出を……そっか!
- 花帆
さやかちゃん、瑠璃乃ちゃん、ちょっと付き合って!
- さやか
は、はい!
- 瑠璃乃
ほいさー!
- コメント
三連華が部室の外へかけていく。
- 姫芽
いや~……去年が帰ってきた感じがしますねえ。
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暗転。
- コメント
時間経過して間が空くと、部室にツリーが置かれている。
- 小鈴&姫芽
これは……。
- 吟子
花というより……。
- セラス
木?
- 花帆
そう! これは木!
でもね! 写真を……それこそほら、短冊みたいにしてあげることで! - コメント
花帆が実演するように、吟子とのライブ中の写真を木の枝に結びつける。
- コメント
※アルバムツリーの形態によって、飾るなど仕草は変わる。
- コメント
結んでいる背中だけ見せる
- 花帆
じゃーん! お花が一輪、咲きましたー!
- 小鈴
おおー!!
- さやか
……良いですね。
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さやかが穏やかに微笑む。
- 綴理
ふふ。 写真たちを、写真に撮ろうとは思ったけど。
その写真たちを着飾ってくれるなんて。 - 吟子
ちょうど部室に飾りもなかったし、
いいんじゃないかな。 - 姫芽
それにこれ、飾るところもいっぱいある、
ということは……今からたくさん思い出作りもできますね~! - 泉
私たちの手で、一輪ずつ花を咲かせていくのか。
悪くないね。 - セラス
いっぱいいっぱい、笑顔を咲かせちゃおう!
- 慈
オープニングライブを開くための準備も、楽しくできそうじゃん。
- 梢
ええ、本当に。
- 花帆
名付けて、アルバムツリー!
- 花帆
せっかくセンパイ方が帰ってきたことですから!
思い出を作りながら、いろんな準備を進めていきましょう! - 花帆
これまでの思い出と、このBloom Garden Partyでの新しい思い出を、
たくさんたくさん乗せて……満開にしようね!!