第16話『Special Thanks』
PART 3
- 梢
……。
- 花帆
……!(ドキドキドキドキ)
- さやか
な、なんだかこっちまで緊張してきました。
- 綴理
ん。
- 梢
うん。
- 梢
素敵な歌詞だわ。 あなたらしくて、まっすぐな気持ちが伝わってくる。
これでいきましょう。 - 花帆
あっ、ありがとうございます!
- 瑠璃乃
やったじゃん、花帆ちゃん!
- 慈
まさかほんとにひとりで書いてくるなんてねー。
- 梢
がんばったのね、花帆。
- 花帆
ま、まあ!
梢センパイを優勝させるって誓いましたから、ね! - 花帆
これぐらいできるようにならなくっちゃ、ですよ!
- 梢
ふふっ。 ずいぶん頼りになる後輩だこと。
- 梢
……でも、だからって急に頼ってもらえなくなるのも、寂しいわね。
- 花帆
ええっ!?
- 梢
冗談よ、冗談。
……ちょっとだけだから。 - 花帆
どっちですか~~!?
- 慈
よーし! これで曲のめどはついて、ステージ制作もあとひと踏ん張り!
いや、ふた……よんふんばりぐらい! - さやか
今回、招待した人数が多くなってしまって、
音楽堂が使えませんからね……。 - 瑠璃乃
でっかいステージ作る労力ぱねえー!
これからもこれが続くとなると、ルリ、ワクワクしてきちゃった! - 綴理
いっぱいいっぱいトンカンしようね。
- 慈
まあ、なんとかなるでしょー!
- 沙知
いやあ、みんな元気すぎだねい。
- 花帆
うわぁ! びっくりした! いつの間に!?
- 沙知
ドアの外で様子を窺ってたよ。 作詞の出来はあたしも気になったからね。
なんせ花帆はものすごーく苦労をしててーー。 - 花帆
わーわーわー! なんでもありません!
なんでもありませんからね!? 梢センパイ! - 梢
え?ええ。
- 慈
ハッ! 人手だ! にがすなつかまえろー!
- 綴理&瑠璃乃
おー/おー!
- 沙知
わー!
- 沙知
つかまっちゃったかぁ。
しょーがないなー。 なにやればいい? - さやか
ええ!? いいんですか!?
- 沙知
あたしはむしろ、キミたちに助けてもらった立場だからね。
- 沙知
もう少しで、1年間、生徒会長としてやってきたことが、
無駄になるところだったんだ。 これぐらいはもちろん手伝うさ。 - 梢
それも元はといえば、私たちのために……。
いえ、どちらがというのは、不毛なお話ですね。 - 梢
ありがとうございます。 助かります。
- さやか
生徒会長……ありがとうございます。
- 瑠璃乃
ほんで、さちパイセンは、なにができるんですかー!?
- 綴理
なんでもできるよ。
- 沙知
いやさすがになんでもは!
どれも70点ぐらいだよ! - 沙知
当時から、歌は梢! ダンスは綴理! トークは慈!
キミたちの方がずっとうまかっただろうに! - 梢
ふふっ、ご謙遜を。
- 慈
なんたって沙知先輩は、ひとりで私たち3人とユニットを組んでた、
バイタリティモンスターだからね! - 花帆
ええーっ!? 衝撃の事実!
- さやか
おひとりで……って、スリーズブーケもDOLLCHESTRAも
みらくらぱーく!も、ぜんぶやってたんですか!? - 瑠璃乃
覚える歌と振り付け3倍じゃん!
すーげー! - 沙知
むしろいちばん大変だったのは、ライブでの早着替えだぜ!
3組連続で出るときは、ひたすらMCで繋いでもらったねい……。 - 瑠璃乃
その話もっともっと聞きたいデス!
- さやか
ぜひぜひ……!
- 慈
はいはい一年っ子! だったら続きは手を動かしながらにするよ!
時間がもったいないんだよ! - 梢
ふふっ。 そうしましょう。
ステージ制作なら、沙知先輩がいれば安心だわ。 - 梢
みんな、一から教わったものね。
- 沙知
ステージ作りか!
それなら確かにあたしの得意分野! - 綴理
ボク、釘打つのも、ペンキ塗るのも、すごく上手になったよ。
- 沙知
そうかそうか!
よーし、そんじゃ久々に腕を振るうとしますかねい! - さやか
よろしくお願いします!
- 瑠璃乃
ルリ、今度のライブはとことん楽しんでやるからなー!
みんな覚悟しておけよー! - 綴理
蓮ノ空さいきょー。
- 梢
ふふっ。 では、こちらは沙知先輩率いるステージ制作陣に負けないよう、
腕によりをかけて曲を作らなくっちゃね。 - 梢
花帆、手伝ってくれる?
- 花帆
はい、喜んで!
- 慈
それじゃあ、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ!
この1年間応援してくれた人たちのためにーーがんばるぞー! - 花帆&さやか&梢&綴理&瑠璃乃&慈&沙知
おー!